6年生の春には・・・

 

中学受験の勉強をはじめて1年が経ったことになります。
学校ではやらない難しい問題を毎日こなしている受験生にとっては、学校の授業は簡単すぎると思います。
しかし、注意が必要です。
小学校の授業であらためて「あっ、そうだった」とあらためて発見があることもあります。
中学受験の勉強をしていても、小学校の授業はしっかりと聞くようにしてください。

また日々の自宅学習の計画も、見える形として作成しましょう。
この時点では、夏休みの前までに「何を、どれだけ」学習するのかを表にまとめてください。
大まかに月間で考え、次に週間計画表を作りましょう。
学習机に貼り、一つ終えたらチェックをして学習の進捗状況をチェックしていきます。
パソコンを使ってエクセルで作成すれば手間もそれほどかかりません。
初めのうちは親御さんが作成し、要領が解ってきたら、お子さんと一緒に「どれを何曜日にやろうか」と一緒に決めましょう。
そうすることで子供の意識も違ってきます。
一緒に考えることで、お子さんのやる気も出てくるでしょう。


<学習計画を立てる時のポイント>
・大まかに月間でとらえる
・次に日別に作成する(時間配分に注意。目安として30分や60分を1コマ)
・必ず1週間の中に「予備の時間」を設けて進捗状況を調整できるようにする
・親が一方的に決めないように、子の気持ちに十分に配慮する
・やる気を維持できるよう、メリハリをつけた学習計画を作る

 


予習シリーズを使った毎日の学習法


<算数>
5年の2月以降は、夏休み前の7月20日までの半年弱ほどで予習シリーズの6年の上を終わらせられるように計画を立てましょう。
1週間で1回分として、余裕をもって学習していきましょう。
7月20日までに6年上を終えるということは、その時点で中学受験の全範囲を終えるということになります。
6年の下は総復習となるので、もう新しい分野は出現しません。

計算や漢字も少しレベルを上げたものをやりはじめましょう。
実際に受験に出題された過去問を集めたものも良いでしょう。
”すぐる学習会”という中学受験の塾がホームページで公開している計算問題のプリントは、良問が多く大変重宝します。
活用してみるのも良いでしょう。
中学受験の計算力を3ヶ月でマスターできるように作問されています。

 >> 中学受験用 計算問題集


<国語>
国語も四谷大塚の予習シリーズ6年の上を使います。
ただ、偏差値50前後以下の学校を目指す場合、難しい問題が多く、非効率かもしれません。
どういうわけか、予習シリーズは国語だけが難しくなっています。
中堅校を目指す子は、基本問題のみで良いと思います。
みくに出版の出している「中学入学試験問題集(国語編)」などで補うと良いと思います。
偏差値40台の中学の過去問に挑戦すると良いでしょう。
また問題集が不足する場合、ネットで買うこともできます。

サンプルページがご覧になれます
 >> 日本教材出版

また漢字についても四谷大塚の漢字の学習(6年の上)をはじめましょう。
もしも、漢字を早く進める計画を立てて、すでに終えている場合は、5年の上に戻ってもう一度やり直しましょう。
ことばの練習帳は引き続き継続します。

<理科・社会>
引き続き四谷大塚の予習シリーズの6年上を学習しましょう。
サブノートも必須です。
今までのやり方を信じて続けていきましょう。
社会は公民の分野へと入っていきます。
子供まかせにせず、親御さんがいろいろと解説すると良いでしょう。


新たに揃えるテキスト

予習シリーズ6年上の4科セット(8,190円)
算数:演習問題集 6年上(1,680円)
国語:ことばの練習帳 6年上(525円)
社会:サブノート社会 6年上(1,050円)
理科:サブノート理科 6年上(1,050円)

これらに加えて、「計算と一行問題集」と「漢字の学習」もあると便利です。

国語のテキストだけ難易度が高いので、お子さんの状況を見つつ、テキストを変更してください。

算数は5年分野を発展させた応用問題になり、かなり難しくなってきます。
もし親御さんがみれない部分が多く発生する場合は、個別指導塾に週1回くらい通ってみることをおすすめします。
個別指導塾では使用するテキストは持ち込みも可能なので、スケジュールもこちら側の言う通りになります。
ただし、入塾前に中学校受験に対応しているかどうかの確認は必ずしてください。
通わせる場合は、あくまでも中心は自宅学習であり、「塾では自宅で解らない部分だけを教えてもらいに行く」という位置づけにしてください。
また受験が近くなってくると、色々と不安になるので、自宅近くの塾に週1程度でも通わせるのは良いことだと思います。
大手で有名なのがトーマスです。
首都圏の都市部なら近いところに教室を見つけることができます。
カリキュラム作成も自由です。
受験指導もできますので、相談してみてはいかがでしょうか。

 

  

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