併願校を選ぶポイント

まだ12才になるかならないかという小学6年生にとって、中学受験は大きなプレッシャーを伴う戦いとなります。
遊びたいのを我慢して頑張ってきたという自負もあるでしょう。
親からの期待を小さな体で背負いながらの受験です。
近年では1月入試も受験生が増えてきていて、千葉でも埼玉でも競争が激しくなるばかりです。
1月入試は10日に埼玉が、20日に千葉が始まります。
東京や神奈川の受験生が、第一志望の受験前に、早い段階で「合格」をとろうと受けにきます。
少しでもゆとりを持たせて本命を受験させたいからです。

今では1つの学校が入試を複数回に分けて実施するのが珍しくなくなりました。
1日に2回実施する学校もあります。
その分だけ受験生にとって選択の幅が広がるわけですから良い制度だと言えます。
しかし、せっかく合格してもお子さんが「行きたくない」というのであれば併願の意味がありません。
いくら第3・第4志望の学校であっても、「そこに行くんだ」という希望が持てる学校を選ぶべきです。
中学受験は1つの通過点です。
人生においては、入学後の方がもっと大切なのです。
志望校を決める時は、必ず子供の意思をできるだけ尊重してあげましょう。

学校の魅力はさまざまな点であるものです。
大人が重視する進学実績だけではなく、子供らしい素直な志望動機にも耳を傾けましょう。

A校・・・伝統があり、生徒は礼儀正しく、クラブ活動が多様で盛んな学校
B校・・・親戚のお兄ちゃんが通っていて、やりたいと思っているサッカー部が強い学校
C校・・・家から歩いて通学できる、馴染みのある学校。
などです。

合格したら、どこの学校でも良い部分があるので、納得して進学できるような学校選びをしましょう。

 

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