5年生の冬には・・・

 

小学5年の年末には、5年の分野がそろそろ終わりになる時期です。
中学受験の模擬試験を受験してみると、自分の位置が把握できます。
模擬試験によって偏差値がかなり異なるので、注意が必要です。
また、そろそろ志望校をリストアップしていく時期です。
そこで役立つのが、首都圏統一模試の小5目標校シュミレーションテストです。
これは中学受験の志望校を選ぶ際に非常に役立ちます。

<特徴>

・科目ごとに受験者平均、順位、出題単元ごとの正答率がでます
・志望校の診断結果として、合計3校までの合格確率が分かります

受験生の志望校に対しての自分の位置が分かるため、非常に有益な模試です。
毎年1月に実施されます。
申し込みはホームページからできます。

日能研や四谷大塚では中学受験を目指す小学校5年生向けの無料の公開テストもあります。
力試しのつもりで、どれか受験してみると良いでしょう。

>>四谷大塚公開テスト
>>日能研マイチャレンジテスト

 

<模擬試験の活用法>
模擬試験は偏差値を調べるためだけではなく、「正答率の高い問題の取りこぼしを見つける」ことに大いに役立ちます。
例えば正答率が10%未満の難問は難関校を目指す受験生が解ければいいので、その他の受験生には必要ありません。
反対に、正答率が50%以上の問題が解けなかった場合は、しっかりとその単元を復習しなければなりません。
各々の問題ごとの正答率も結果に同封されているので、必ず活用してください。

ここで解ることが一つあります。
それは、計算と漢字の問題は概ね正答率が高いということです。
ここでの取りこぼしはできないということになるので、計算と漢字は満点を目指しましょう。


予習シリーズを使った毎日の学習法

<算数>
予習シリーズの5年下を復習します。
冬休みを使って、これまでに学習してきた分野の基本問題を解き直します。
間違えた問題にチェックをしておけば、解き直しは楽です。
小学生は1ヶ月前に解けた問題が今は解けない、なんてことがよくあります。
これまでに基本問題は行ってきているはずなので、ここでもう一度トレーニングしましょう。
苦手な問題は例題を見て理解をし直し、演習問題集などで類題を解きましょう。
また予習シリーズの5年の下は1月末までには、全ての回を終了するように学習計画を立てましょう。
ただし、理解が不足していて遅れた場合は、単元を理解することを優先し、多少プランを修正しても良いです。
こういう融通を利かせられるところが自宅学習の最大のメリットです。
大手進学塾だと理解が不足していても、そのまま次の分野へと進んでしまいます。

<国語>
そろそろ読み慣れてきていると思います。
読むスピードも備わってきているのではないでしょうか?
難しい論説文などにも抵抗感がなくなってきているでしょう。
要するに「国語に慣れ」てきているということです。
もちろん、これまで通り漢字はしっかりと続けてください。


<理科・社会>
予習シリーズの5年の下を復習しましょう。
理科は「練習問題」を、社会は「チェック」と「練習問題」を、冬休み中に解き直したいところです。
間違えた問題には必ずチェックを入れておきましょう。
後日に復習しやすくなりますから。
社会は「理解を深めるページ」にも目を通しましょう。
1月末までには5年下は全て終了したいところです。


予習シリーズの内容がほぼ理解できていれば四谷の偏差値で55くらいにはなるはずです。
既に中堅レベルの学校なら射程圏内に入っているということです。
予習シリーズの練習問題ができれば、算数の偏差値は60近く出すことができます。
いかに基礎・基本が大切かも実感するでしょう。

毎日頑張っているお子さんのために、年末年始くらいはゆっくりと休ませてあげましょう。
また「土曜か日曜のいずれかは、夕方以降は勉強をしない」など、家族のレクリエーションも取れるように配慮しましょう。
この時期に焦る必要は全くありませんよ。

 

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