5年生の春には・・・

 

<4年生の2月>


まずは四谷大塚の「予習シリーズ」というテキストを4科目すべて取り寄せましょう。
四谷のホームページで簡単に購入することができます。
購入するのは予習シリーズの5年上の4科セット(8,190円)です。
最低でもこれだけは購入してください。
副教材として揃えて頂きたいのは以下の通りです。

算数:演習問題集 5年上(1,680円)
国語:ことばの練習帳 5年上(525円)
社会:サブノート社会 5年上(1,050円)
理科:サブノート理科 5年上(1,050円)

全部揃えるのが理想です。
全て購入しても12,495円ですが、十分にお買い得の内容です。
これらに加えて、「計算と一行問題集」と「漢字の学習」もあると便利です。
どちらも四谷大塚のホームページで購入できます。

算数の「演習問題集」は「予習シリーズ」のカリキュラムに沿っていて、その理解の定着を図るものです。
予習シリーズの各分野の練習問題の類題を載せているので、予習シリーズの内容の定着を図るのに大いに役立ちます。

国語の「ことばの練習帳」ですが、語彙力のアップは1度や2度ではできないため、受験勉強のはじめからコツコツと反復してやる必要があります。
受験データに基づいた洗練された内容なので、ぜひ取り寄せてください。

理科と社会のサブノートは予習シリーズの要点を確認する内容で、図や白地図を完成させていくもので、必須教材といえます。
理科と社会は知識分野が中心なので、サブノートはとても有効です。


予習シリーズを使った毎日の学習法


<算数>
5年生の前半は計算を正確にできるようにさせてください。
単に「計算の仕方」を教えるだけでなく、1/2×2/3=1/3になる様子を図を書いたりしながら、「原理」を教えるようにしてほしいです。
この頃の子供は分数の意味が理解できない場合が多々あります。
「とにかくそうなるの!」と言って片付けないでほしいのです。
また簡単なもので良いので毎日10問くらいの計算を繰り返し解かせたいものです。
一度にたくさん解くよりも、毎日少しずつ反復し続けることが計算力を確実に身につける近道です。

予習シリーズは1週間で1単元を原則として教えていきましょう。
まずは例題をじっくりと解説します。
例題の解法が理解できたら基本問題を1人で解いてもらいましょう。
基本問題を完璧にできるようにすることが重要で、時間がなければ練習問題までやらせなくても大丈夫です。
とにかく基本問題を繰り返してやらせ、完璧にできるようにします。


<国語>
国語はまず漢字の読み書きを優先してください。
むやみに難しかったり、興味の持てない本を読ませるようなことはしない方が良いでしょう。
何事も順序があります。
ただ、「ことばの練習帳」を週に1枚程度は、必ず続けていきましょう。
予習シリーズは週に1単元を原則に進めていきます。
国語の文章題はなかなか教えづらいものです。
だから、どうしても教えにくい部分に時間を取られるくらいなら、気にせず飛ばしていってください。
繰り返しますが、漢字だけはしっかりと学習させてください。
漢字は一気に覚えられるものではないので、毎日繰り返すことが肝心です。

四谷のものとは別に、お薦めの漢字テキストがあります。
日能研ブックスの漢字マスター1095題(5年)というものです。
毎日3題ずつ学習すれば、ピッタリ365日で終了します。
5年用・ 6年用 の2冊を用意して6題ずつ続けていってください(所要時間は約10分です)。
そうすれば1年間で中学受験の漢字分野の基礎は完成します。
6年生になれば、それを繰り返すのです。
漢字はそれで完成したと言えるでしょう。日々の学習の進捗状況をチェックすることはとても重要です。
その反面、予定していた通りに進まない子供に対し、厳しく叱るだけの親御さんが非常に多いのが気になります。
熱心になりすぎて感情的になってしまうのは一番避けなければならないことです。
理想論になり無茶な計画を立ててしまうのはお子さんのやる気をなくしてしまうことになりかねません。
初めは「これでは足りないのでは?」と思えるくらいがちょうど良いのです。
中学受験には「心の余裕」が必要なのです。

 

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