5年生の夏には・・・

 

夏休みになると勉強時間が多くとれます。
大手進学塾では5年上のテキストを終え、夏休期間中に夏期講習で5年上の範囲の総復習を行います。

もしも5年生になった4月から、自宅学習で予習シリーズを使った勉強を始めたご家庭は、夏休前までに全ての分野を終了することができないはずです。
おそらく4つくらいの単元が残っているはずです。
ここは追いつくチャンスです。
5年の上の分野を終わらせ、さらにお子さんのペースでその内容を総復習させていってください。
進学塾の夏期講習は各個人の得意・不得意に関係なく、全体を満遍なく復習するので、その宿題や復習に追われることになります。
しかし自宅学習の場合は、自分の苦手分野に特化したプランで学習することができます。
しかも塾の授業スケジュールに縛られないので、家族で出掛けたり、友達と自由に遊んだりできるのも自宅学習のメリットです。

予習シリーズを使った毎日の学習法

<算数>
総復習の場合、予習シリーズの基本問題は正答率100%を目標に取り組みましょう。
できれば練習問題も挑戦したいところです。
ただ、この時期には、練習問題の半分ができれば十分です。
基本問題で間違えた問題を入念に復習し、演習問題集で類題を解き直しましょう。
お子さんの弱点分野は、予習シリーズの「例題」を使ってもう一度解説してあげましょう。
中堅校は予習シリーズに載っている「例題」をしっかり理解できれば、間違いなく合格点に達します。
受験では満点をとる必要はさらさらなく、概ね65点前後が合格のラインです。
予習シリーズの例題が解ければそのラインには届くので、無理して練習問題を解いているのは時間がかかり過ぎてよくありません。

WEB上で四谷大塚が授業を開設しています。
[料金]
算数:3,150円
社会・理科:2,100円
算数+社会・理科:4,725円

>>WEB予習シリーズ
予習シリーズの家庭学習を補完するためのインターネット教材です。
算数は授業形式、社会と理科はチェック形式で何度でも繰り返し視聴できるので便利です。


<国語>
予習シリーズの文章題を何度も読ませつつ、文章題を解く練習をしましょう。
同時に語彙力アップのために「ことばの練習帳」を反復しましょう。
また四字熟語や同意語・類似語・対義語などの知識分野の学習も進めましょう。

予習シリーズの問題が難しい場合は、無理にすべての問題を解こうとせず、文章を音読することを中心に据えてください。
興味のもてない本を毎日読み続けるのは苦痛以外の何ものでもありません。
しかし、予習シリーズの文章題はかなり短いので、それほど苦痛にはならないはずです。

重要なのは音読です。
その場で音読してもらうと、お子さんが理解していない箇所がよく分かるので、その箇所を解説すれば良いのです。


<理科・社会>
理科と社会も予習シリーズを総復習しましょう。
そろそろ頭の中が一杯になる頃です。
なんと言っても過去に経験のないくらい、たくさんの難しい名前を覚えてきたのですから。
夏休みはこうした知識分野の定着を図る絶好のチャンスです。
地理分野なら都道府県と県庁所在地だけでなく、山や川、海、中核都市、工芸品や交通機関、グラフの読み取り方など総合的な復習を行いましょう。
白地図などを使って反復して覚えなおしましょう。
またサブノートなども、しっかりと活用しましょう。

5年の9月から「5年の下」に入ります。
以下のテキストを揃えてください。

予習シリーズ5年下の4科セット(8,190円)
算数:演習問題集 5年下(1,680円)
国語:ことばの練習帳 5年下(525円)
社会:サブノート社会 5年下(1,050円)
理科:サブノート理科 5年下(1,050円)

これらに加えて、「計算と一行問題集」と「漢字の学習」もあると便利です。 

 

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