中学受験の流れ

 

中学受験の勉強は学校の授業で習うレベルとは大きな開きがあります。
単に難しいだけではなく授業では取り扱われないものが実に多く、中学受験専用の勉強をしていかなくてはなりません。
また、受験に合わせて勉強するということは、学校の授業よりはるかに先を進んでいかなくてはならないのです。
しかも、大手進学塾では6年生の7月までに中学受験の全範囲を終え、夏期講習からは総復習の実践トレーニングに入ります。
その時期、公立小学校の算数の教科書を見みると、基礎的なものばかりで、受験生で言えば5年生の初めのレベルです。

科目別に各家庭で勉強を進めることで、進学塾に通わなくても中堅校への合格は可能ですが、やみくもに問題集ばかりを解いていては非効率となります。
「どうしてそう解くのか」を考えながら、着実にレベルアップしていくためには、合理的な計画に加えて、かなりの時間と根気が必要になります。
しかも小学生に教えるのは、とても難しいことです。
よく「親は教えない方が良い」と聞きます。
「公式を暗記して」、考え方や原理を理解させずに「ただ解き方」を教えてしまうからです。
まれに、親が勉強を見ることを禁止する進学塾もあります。
親が教えるとどうしても感情的になり、子供が勉強嫌いになるからです。

中学受験の勉強は、かなり独特のものです。
コツをしっかり理解し、じっくりと根気良くお子さんをリードしていく必要があります。

  

 

  

 

inserted by FC2 system