「ほめる」ことが大事!

「褒めて伸ばす」という言葉をよく聞きますよね?
叱ったり厳しい態度で接したりするのは「しつけ」の場合は必要ですが、勉強に関してはお子さんのやる気を引き出すために、「褒めて伸ばす」のが最善の策です。
人間は納得しなければ本気になりません。
毎日のように小言を言われていたら心が疲れてしまうでしょう。
何事も自分の身に置き換えて考えてみましょう。

「親は勉強を見ない方が良い」という意見があります。
理由は「感情的になってしまうから」だそうです。
確かに自分の子供には、「何とかしたい!」と思って、イライラしてしまったりすることはあります。
小学生は大人のように「論理的思考力」が発達していません。
記憶のネットワークが不十分なので、覚えてもすぐに忘れてしまうことも多いのです。
この前できた問題が、今度はできない・・・。
先週は書けた漢字が今は書けない・・・。
こんなことがよく起こります。
そんな時に子供を叱ってしまい、傷つけることになるのです。


特に6年生になると統一模試などの偏差値を気にして、親御さんはつい感情的になってしまいます。
しかし「褒めて伸ばすこと」が重要だと忘れないでください。
たとえ偏差値が志望校の合格ラインに達してなくても、失望させるような言い方は絶対にしないでください。
統一模試の使い方は「間違えた問題のうち正答率が40%以上の問題をしっかりと復習する」ことです。
目標とする偏差値に届くためには「あと何点あれば良かったのか」ということも調べておきましょう。
意外に、あと数問で志望校にとどいていたということがよくあります。
正答率40%以上の問題が完答できれば、偏差値は55くらいですので、中堅校は大丈夫です。
それらの問題を復習して解けるようになったら、こう言ってあげてほしいです。

「これができていたら、合格圏内だったね! もう少しだよ。」
「よく頑張ったね。次の試験は大丈夫だよ。」

目指す目標が目の前にあれば、頑張れるものです。
それが、お子さんのやる気を引き出させて、積極的になれるきっかけになるはずです。

 

家庭学習のポイント トップへ戻る

 

  

 

inserted by FC2 system