親の言うとおりにする子ども

中学受験のご家庭は、親御さんが教育熱心であるはずです。
熱心な親御さんほど緻密に学習計画を練り上げるものです。
子供は親の期待に応えようと懸命に勉強をします。
親にしてみれば、計画どおりキッチリ勉強して欲しいし、偏差値の上がり下がりに一喜一憂します。
指導に熱心になるのは必要ですが、冷静さもなければいけません。
これが一番難しいことでもあります。

お子さんを教える時に、一方的に答えを教えないように注意しましょう。
答えまでのプロセスを親がヒントを出すのは必要ですが、あくまでも子供に解かせてほしいのです。
一方的に答えを教えても、そのプロセスがあいまいだと、1週間後には、もう解けなくなってしまいます。
問題の「解き方」は自分の体で覚えるしかありません。
それをしないでおくと、違った角度から出題された際に、また解けない、となります。
「教える」というのは解答までを一気に説明することではなく、その単元の原理を理解させ、その原理をどう利用して解くのかを理解させることです。
原理を理解できれば、応用問題にも対応できます。
解き方を教えるのではなく、そばでヒントを出してあげて、一人で解けるように「補助」してあげてほしいのです。

 

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