<併願の2つのポイント>

 

1、お子さん体力を考慮しつつ、できるだけ多くの学校を受験する
2、実力に見合った学校を中心にしつつ「幅を持たせた」併願プランを立てる

中学入試は絶対に行きたい第一志望校に力一杯挑めるようにすることが大切です。
とはいっても、まだ12才の小学生ですから体調面・精神面での変動が大きいのも現実です。
偏差値が10近く高い学校でも時として合格できることがありますし、10近く低い「すべり止め」と思われる学校に不合格になることもあります。
これは中堅の学校を受ける場合に、しばしばみられます。
受験では確実なことはないので「できるだけ多くの学校を受験する」ことが重要なのです。

もうひとつ重要なのが、難易度に上下に幅を持たせて併願をすることです。
難しい学校ばかりを受験することで全滅なんてことにならないようにしましょう。
偏差値が低いから良くない学校ということは全くありません。
「高望み受験」にならないように気をつけるべきなのです。

併願プランとしては、チャレンジ校、実力相応校、安全校を必ず組み入れましょう。
ほぼ確実に合格できる安全校を必ず1校は用意しておいてください。
偏差値50の受験生の場合を例にしてみました。

△チャレンジ校:偏差値55くらい→1校
○実力相応校:偏差値50くらい→3校(第一志望はここに属する)
◎安全校:偏差値40〜45→1校
 (学校の偏差値は50%合格ラインの偏差値です)

偏差値50の生徒が55の学校を受験しても無理と思われるかもしれません。
しかし、模擬テストで「合格確率40%」くらいが一度でも出たら、チャレンジすべきだと思います。
偏差値5の差は、それほど大きくありません。
またそれができるのが中学受験の醍醐味とも言えます。
安全圏の学校を、「45」とせず「40〜45」としたのは、全滅を確実に防ぐためです。
現実的には、実力相応校の3つの内、1つは合格するはずですが・・・。

  

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