公開模試

合格判定テストを受ける

合否判定テストを受ける目的を整理しましょう。

@ 現時点で志望校に何%合格できるのかを知る
A 自分の弱点をリストアップする

この2点です。
合否判定テストでの合格率に一喜一憂する必要はありません。
あくまで現時点での確率ですから。
小学生は1ヶ月で劇的に変化します。
試験当日の体調や会場の雰囲気でも結果が左右されることが多々あるでしょう。
これからの対策の方が重要です。
ぜひ、各問題の正答率をよく見てみてください。
正答率が40%以上の問題ができていない場合、それらをしっかりと復習することが何より肝心です。
進学塾の宿題に追われてテスト直しの時間がない、なんていうのは本末転倒です。
直しをしないならテストを受ける意味はほとんどありません。
そういったデータを活用して、弱点を克服していくのが賢い親と言えるでしょう。

模試の悪い結果で落胆するのは無意味です。
どうすれば目標にとどくのか?
その対策を講じ、受験日までにできるようになれば良いのです。
6年生の秋から学力を伸ばす子は多くいます。
3ヶ月でも見違えるようになる子もいます。
弱点補強を嫌がらず、淡々とこなしましょう。
短期集中で挽回しましょう。

もちろん逆も言えます。
合格率80%以上と判定されても、油断は禁物です。
ライバルたちは秋から冬にかけて本気になります。
気を緩めず、過去問8割以上をとれるように邁進しましょう。

偏差値について

中学受験の子を持つ親御さんの多くが偏差値というものを誤解しています。
高校受験の偏差値は「公立中学3年生の全員」の中での偏差です。
しかし、中学受験の場合は小学生の全員の中の偏差ではありません。
中学受験の勉強をしている子供たちの中での偏差です。
もし、公立小学生の中での偏差値を図れば、中学受験生はみんな偏差値60くらいは優に出るでしょう。
中学受験をするのは公立の上位3割の集団です。
小学校のテストが90点でも、中学受験の偏差値は40台、なんてことはザラにあるのです。
したがって、中学受験の偏差値40台を60以上まで引き上げるのは至難の技です。
できる子たちの中でさらに上を目指すわけですから。

仮に、中学受験の偏差値が45の私立一貫校でも、高校から入る場合、偏差値が60以上になることはよくあります。
中学受験の偏差値表で下のほうの学校でも、高校受験の偏差値表では上の方に来るということです。
そういった学校は、大学進学率でもかなりの実績を出しているはずです。
そういった中学の生徒は、中学受験の時にそれほど高い偏差値がとれなくても、中学入学後に追いつき追い越せるようになっていて、高校進学時に外部から入ってくる生徒に負けず、大学進学で実績を出しています。

以上のことを考えれば、中学受験の偏差値だけで志望校を選ぶのではなく、6年後を総合的に考えて判断しなくてはならないことが分かります。
  

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