理科

学習方法

理科は好き嫌いの分かれる科目です。
好きな子にとっては何時間でも図鑑や資料集を見て楽しめますが、嫌いな子にはまったく興味がもてない科目です。
また、中学受験の理科の情報量はかなりのものなので、難易度別に整理しないと泥沼に入ってしまうでしょう。

早い段階で生物(つまり動物と植物)を覚えてしまうのが定石です。
比較的早く学び、暗記量が多い生物分野は、サボるといつまでも目の上のタンコブなるでしょう。
余談ですが社会ではそれが地理に当たります。
中学受験の理科・社会は、生物と地理を早めに覚えてしまうのが王道です。
国語で、漢字を初めに覚えてしまうと楽なのと同じことです。
覚えれば良い分野は、さっさと覚えてしまいましょう。

5年の内は、算数の基礎を固める時期なので、理科にそこまで長い時間は使えません。
週間計画をきちんと決め、今週は何をどのくらい覚えるのか明確にしましょう。
その時に重要なのは「難易度別に整理して覚える」ということです。
言い換えるなら、「初めから全てを覚えようとしない」ということです。
いきなり「全てを覚えなさい」と言われたら、ほとんどの子は勉強が嫌になるでしょう。
そうではなく「まずは、ここまで覚えましょう」と言って、量を絞るのです。
勉強は覚えては忘れ、覚えては忘れ、です。
そう繰り返しているうちに、いつの間にか覚えてしまうのです。
その、難易度別の区分けをしてあげてほしいのです。
ご家庭でその区分けが難しい場合、書店で購入できるメモリーチェックが便利です。

記憶すべき箇所以外には、概念を理解し簡単な計算をして答えを出すところが残るのみです。
そこは,短期間に理解させることが可能です。
概念を理解しさえすれば、算数の標準問題と同じです。
概念の理解は、理科の得意な家庭教師や個別指導の先生に頼めば良いことです。
まずは、記憶に関する分野を何度も反復して仕上げていきましょう。


<生物>
生物はとにかく覚える量が多くて嫌になります。
「サクラとリンゴは同じバラ科である」なんて、どうやって覚えるのか?
結論から言えば、「テキストを何度も読み、いろいろな問題に数あたる」ことで覚えるしかありません。
重要なのは、同じテキストを何度も読むことです。
もちろん、予習シリーズが最適ですが、難しい場合、メモリーチェックでもかまいません。
いろいろなテキストに中途半端に手を出さないことが重要です。
矛盾するようですが、問題は(簡単なものを)いろいろやってみましょう。
テキストは1冊を何度も、問題はいろいろなものを、です。
そうすることで、基礎が確実に身につき、ある程度の応用にも対応できます。
問題に出ないものは、それほど覚えなくて良いわけですし、何度も出てくるものは覚えなければならないわけです。
理想は、予習シリーズを全て覚えることですが、それは無理な注文です。
全部覚えることができれば偏差値は65以上、もしかしたら70いくかもしれません。
しかし、それは現実的ではありません。
まずは、問題に出てきた箇所のみ、シリーズで復習する習慣をつけましょう。


<化学>
化学は、水溶液と燃焼が良く出ます。
いずれも、化学反応の過程をグラフから読みとらせるものが中心です。
もちろん、水溶液や気体などの性質はしっかり覚えておかなくてはなりません。
ただ、覚える量は生物に比べれば多くはありません。
正しく性質を理解した後、与えられたデータから答えを導くわけですが、算数の応用に比べれば決して難しくはありません。
原理・原則をしっかりおさえておけば大丈夫です。
化学が苦手になるのは、物質の性質を覚えそこなっていたり、原理・原則を理解できていないからです。
問題はかなりパターン化されているので、数週間の訓練でできるようになります。
ただ、算数が弱いと苦労する分野なので、6年の夏あたりに集中的に克服しても良いと思います。


<物理>
化学同様、原理・原則を理解しなければなりません。
化学よりも記憶すべき量は少ないですが、算数の力をもっと求められます。
もちろん、しっかりと覚えるべきところを覚えていないと勝負になりません。
まずは、原理・原則を確実に覚えましょう。
そこから先は、問題演習を繰り返すのみです。
基礎的なものから応用へ、ゆっくり進んでいってください。
間違えた場合は、予習シリーズに戻り、原則を確認してください。
かなり高度な算数の力を必要とするので、算数の苦手な子は伸び悩むでしょう。
化学と同じく、ある程度の短い時間で克服できる分野なので、算数が苦手なお子さんは、まずは算数に注力した方が良いかもしれません。
何でも段階というものがあります。
物理は理科で最も高度な分野なので、ある程度は先送りしても良いと思います。


<地学>
地学は、天体・気象・地質などに分かれます。
知識の有無が得点に大きく影響する分野です。
まずは、さまざまな知識を入れていきましょう。
知っていれば解けるという問題が中心で、計算自体はそれほど難しくはありません。
ただ、天体の動きをイメージするのは得意・不得意が分かれるところでしょう。
立体図形が苦手な子は、天体で苦しむと思います。
とはいっても、覚える量は生物ほどではありませんし、計算は物理よりも簡単です。
早めに得意分野にしておきたいところです。
問題演習の量で、ほぼ決まる分野だと思います。
テキストの解説だけで理解したつもりにならないように注意してください。
さまざまな問題に取り組むことで、思わぬ思い違いを訂正できるのです。
問題はパターン化されていますが、思わぬ間違いをしがちな分野と言えるのです。

                        

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