記述問題について
記述問題が苦手だというお子さんは多くいます。
選択肢から選ぶ問題は埋められるけど、記述問題は空欄のままの子がいます。
記述問題は難しいという思い込みがかなり強いようです。
国語の問題は必ず正解が文中に隠されています。
文章をじっくり読み、文意を正しく理解すれば、必ず正解に辿りつくはずです。
選択問題は、文中にないことと、文中の意味と違うものが間違いです。
間違いやすいように作ってあるので、むしろ失敗しやすいのは選択問題ではないでしょうか?
人によっては「記述問題より選択問題のほうが難しい」とさえ言います。
記述は、使う言葉を自分で文中から選んで組み合わすだけなので、むしろ失敗しにくいはずです。
ただ、記述問題は書き方のルールを守らなくてはなりません。
→○○とはどういう事ですか
(解答欄の最後は)
・・・・・・・・・・という「事」
→○○とはどんな人ですか
(解答欄の最後は)
・・・・・・・・・・な「人」
記述欄の最後の結び方には注意が必要です。
そこは訓練しましょう。
それほど難しくはありません。
私の経験上、文章の意味がしっかり分かっていれば、記述問題は決して難しくありません。
書けない原因は、実は「読めていない」だけなのです。
いずれにせよ、空欄のままにしておくのは入試では厳禁です。
「必ず何かく書く」という習慣をつけましょう。
[国語のヒント]
国語の問題を解く上でヒントになることがあります。
・何度も繰り返される言葉にアンダーラインを引く。
キーワードの前後に解答のヒントが隠されています。
・キーワードは「プラスイメージ」のものか、「マイナスイメージ」のものか。
まずはイメージで大きく捉えましょう。
・まずは直前の文から解答を探し、見当たらなければもう少し前を、最後に後ろを見る。
直前、直後など範囲を決めて探しましょう。
・具体例を書いてある部分は読み飛ばす。
例えば○○、△△、□□などがそうです。・・・などの具体例は読み飛ばしましょう。