過去問対策

 

自宅学習で一番やっかいなのが国語です。
理科と社会は知識量で一定レベルまでは成績を上げられます。
算数も分野別に得意になっていけます。
しかし国語だけはなかなか上手く勉強できません。
どうしてでしょう?
問題文を読んで解答を導き出すテクニックは確かにあります。
ただ、国語の場合、解答は「複数ある」ように感じられる場合があるわけです。
特に記述問題では、解答と照らし合わせても「正解なのか、どうなのか分からない」という場合がよくあります。
解答欄にも「解答例」という形で載っています。
あくまで「例」ですから、他の表現でもかまわないわけです。
実際に記述問題では10点中に5点だけもらえる、といったことがあります。
正解に幅があるわけです。
国語の学習を進める上で、それが戸惑う点です。

国語のテストで成績を上げるために、最も重要なことは「少しだけ難しい文章をじっくり読み込む」ことです。
簡単すぎる文章はいくら読んでも意味がありません。
また難しすぎる文章を読んでも、空回りします。

少しだけ難しい文章を中学入試の過去問で選びましょう。
通常、過去問に手をつけるのは6年生の秋頃ですが、国語に関しては5年生でも始められます。
そういう意味では、塾なしの生徒は、国語をかなり効率よく勉強できます。

利用する過去問は志望校よりも偏差値が下のものが良いでしょう。
志望校でないといけないわけではなく、説明文、物語文、随筆、詩・短歌・俳句など、志望校に出るものと同じジャンルであれば大丈夫です。
まずは1000文字程度の短い文章から始めてみましょう。

5年のうちは時間を気にせず、音読していきましょう。
1日1つの文章で結構です。
20分前後でできる文章で十分です。

[過去問を読む際の注意点]
ただ漫然とざっと読んでいても勉強になりません。
速読ではなく「精読」しましょう。
内容をよく咀嚼しながら読むことで国語力が身につきます。

 

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