通学時間について

 

志望校を決める際に「教育方針」「進学実績」「学校のブランド」は必ず上位に入ってくるでしょう。
これらに次いで多いのが「通学時間」です。
首都圏に住んでいれば大人の通勤時間は90分以上の方も少なくありません。
60分以内となれば「近い」というイメージでしょう。
しかしやはり60分というのも疲れるものです。

中学校から高校まで6年間通う学校では、通学時間はどれくらいが限界でしょうか?
学校生活というのは単に学校へ行って授業を受けて帰ってくるというだけではありません。
部活動や塾通いなども学生生活の一つです。
また思春期というのは、カラダがだるかったり、やたらと眠かったりと不安定な時期でもあります。

ある進学塾の説明会では「自宅から60分を超えない範囲で学校を選んでください」と言っていました。
所要時間60分と言えば、最寄り駅からの時間にもよりますが電車に乗っている時間は乗り換えも含めて30分〜40分が限界だと言えるでしょう。
その方の説明によれば60分を超えて70分になると、たった10分の差でも、とても負担が大きくなるとのことでした。

ある学校のアンケートを見ると、クラスで最も遠方から通ってくる生徒は100分もかかっているということです。
60分以上かかる生徒が80%以上という学校もあります。
人気校でそのブランドに惹かれて遠方からその学校まで通って来ているのだろうと思います。
これではなかなか部活動などできません。

 

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