公立の中高一貫校について

 

・人気の理由
公立の中高一貫校を志望する理由はいくつかあります。
まず親御さんが公立高校の出身で、自由な校風などに満足している場合、その傾向が強くなります。
また中学での義務教育は公立で十分だと考える方も多くいらっしゃいます。
しかし、難関公立高校の受験を考えると公立の附属中学への進学を希望するという、「合格すればラッキーだ」という発想もあるようです。
もちろん、私立の一貫校より経済的に楽であることも大きな理由の一つです。

私立の入試では「高い学力」を求めるという発想がありますが、公立では基本問題による学力到達度調査のようなテストを行います。
図やイラスト、表などから4科全ての総合知識を見て、記述させたり内容を取りまとめる出題となります。
また、その学校のある地元の話題や道徳に関する問題もあり、個性的な出題となっています。


・受験の選抜方法
都立中高一貫校の選抜の際には、小学5年生からの報告書が重視され、適性検査と合わせて総合的に選考されます。
「どうしてだろう?」「なぜだろう?」という考えを深める学習を行い、自分で解決を提案する習慣を持ち、適性検査で表現する力を磨きましょう。
入試に関しては、広域募集するわけなので、必然的に「選ばれた生徒たちが通う学校」になることは避けられません。
また「新たな階級を生み出す」とも言う人もいます。
様々な憶測が飛び交っていますが、今後も公立の中高一貫校は増えるでしょう。

実際の入試では、「数理図形」「文章表現」「自然・環境」などの各分野を組み合わせた「考える力」を問う問題が出題されます。
一定の条件を与え、その場で思考させ、その状況判断の能力を測るというものです。
要するに知識の量ではなく、分析と総合の力が必要だいうことです。
通常の受験対策だけでは対応できないので、公立中高一貫の中学を目指す場合、とにかく過去問を徹底的に分析し、その類題を作れるくらいの力量が親御さんに必要となります。
都立中高一貫校向けの学習書も発売されているので、参考にしてください。


・タイプ別
<中等教育学校型>
校長は1人であり、中学と高校の教育課程を柔軟に組み合わせたカリキュラムになっていて、一貫したカリキュラムが行われます。
私立の一貫校と同じタイプです。
独自の教育が可能となっています。


<連携型>
市区町村単位で中学と高校が生徒のみならず、教員の人事面でも連携をとり、一貫教育を行うものです。
高校への進学については「優遇」という形をとるので、完全な一貫校というわけではありません。
都市部には1学区に多くの中学が存在するので、設置は難しくなっています。

<併設型>
国公立大学の附属のタイプです。
中学入学者の多くはそのまま高校に進学できますが、選抜試験があり、落とされる生徒もいます。
高校は別の学校になる場合が多く、高校での募集も行われます。

 

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